うっかりやってしまった油性マジックやボールペンのしみ抜きはできるのか

油性マジックやボールペンを使っていて、うっかり袖や身頃についてしまったという人は多いでしょう。

特に事務職の人で、日常的に油性マジックを使っている人は、かなりショックを受けてしまいます。

作業着が支給されている場合はまだ良いですが、それでも作業着が油性マジックによる汚れだらけというのは、恥ずかしいものです。ボールペンならまだ油性マジックほど目立ちませんが、これも事務仕事をしていてあちこちについてしまっているとなると、やはり気になります。

ただ、ほとんどの人が何とか落とそうと洗濯したものの、ボールペンは多少薄くなったとしても油性マジックはお手上げということが多かったのではないでしょうか。

クリーニングに出すしかないかとなったとしても、自分の洋服ならともかく、作業着をクリーニングに出すのもなんだかもったいない話ですし、しみ抜きされてきれいになった戻ってきたとたん、またつけてしまったらダメージがさらに大きくなってしまいます。

自分でしみ抜きがしたい

結局のところ、自分でしみ抜きができればクリーニングに出す必要もなく、またつけてしまっても、再度しみ抜きをすれば良いわけです。

問題はその方法があるかどうかですが、水で洗うだけでは落ちません。それというのも、油性マジックはケトンや酢酸エチルと呼ばれる脂肪酸を含んでいるからです。

脂肪酸ということはつまり油ですので、水で油が落とせないのはしごく当たり前なことから、油には油に適した汚れ落としを使えば、落ちるのではないかと思い当たるはずです。

油性マジックの汚れを落とすには、まずは脂肪酸を分解し、さらに中和してくれるものを使って、油部分を抜き取らないといけません。

油性マジックを落とすのに必要なもの

油性マジックを落とすのにはいくつかのアイテムがありますので、どれが上手くいくかはやってみないとわかりません。そのため、いくつか効果的なアイテムを知っておくと良いでしょう。

まずはエタノールで、エタノールとはアルコールのことです。アルコールはケトンや酢酸エチルなどの、脂肪分の中に溶け込んでいくという性質を持っています。そのため、アルコールが油性マジックに使われている脂肪酸に溶け込み、分解して汚れを浮かし、取り除くことが可能になるという仕組みです。

エタノールにはいくつかの種類がありますが、油性マジックを落とすのにもっとも適しているのは無水エタノールで、高いものではないので一本は常備しておくと良いでしょう。

また、アルコールのため揮発しますし、さらには当然のことながら引火しやすいという要素があるものですので、換気を良くして周りに火の気がないことを確認して行うことが大事です。

油は油をもって制すという方法

女性なら誰もが持っているとは限りませんが、無水エタノールよりも持っている確率が高いのがオイルタイプのクレンジング料です。

もしクレンジングはオイルタイプを愛用しているという人なら、これが油性マジックを落とすアイテムになる可能性があります。クレンジングオイルの成分を見て、そこに乳化剤と書かれていたら油性マジックを落とすのには最適です。

もし残念ながら入っていなかったとしても、落ちたら儲けものくらいに思ってやってみるのも良いかもしれません。
幸いにも乳化剤入りのクレンジングオイルだったとしたら、テーブルや床の上などに新聞紙やビニールを敷いた上にぼろ布などを置き、油性マジックがついた面が布に触れるように置きます。

汚れた部分にクレンジングオイルを掛け、別の布でポンポンと叩くようにして下の布に移していくようにします。

汚れが上手く移っていったら、再び戻ってこないように新しい布に取り換え、完全に色が布に移るまで作業を繰り返し、インクがつかなくなったら、しみ抜きは完成で、このあとは普通に洗濯機で洗いましょう。

手順は、無水エタノールもクレンジングオイルも全く同じですが、クレンジングオイルなら引火の心配がないため、たくさんのシミを取り除く際にはクレンジングオイルを使ったほうが安心かもしれません。

洗剤にも注目

最近では油性マジックの汚れを落とすことができる洗剤もあります。超高濃度のコンパクト液体洗剤というタイプで、落としたいマジック汚れの部分に布を挟んで、ここに洗剤を塗布して一晩放置してから、翌朝普通に洗濯機で洗うという方法です。

これなら忙しくてエタノールやクレンジングでやっていられないという人もできるでしょう。ただ、いずれの方法も生地を傷めてしまう可能性がありますので、大事な衣類はクリーニングに出すのが無難かもしれません。

ついやってしまいがちな油性マジックやボールペンのしみ抜き方法を3つ挙げてみました。少しついたくらいなら、クレンジングオイルが簡単ですし、面倒くさがりの人は洗剤に頼って放置しておくという選択肢もあります。汚れの程度や、ついてしまった洋服によって自分でしみ抜きをするか、クリーニングに出すか判断するのがおすすめです。

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