お気に入りのスーツを長持ちさせる丸秘テクニック

お気に入りの高級スーツを手に入れたなら、キレイな状態で長く着用したいものです。特に大切なスーツに汚れが付いたときなどは、すぐにキレイにしたいと思うものですが、頻繁にクリーニング店に出すのは、あまりおすすめできることではありません。クリーニング店に出せば汚れが落ちキレイな状態で戻っては来ますが、出す頻度が多いということは、それだけ生地に多くのダメージを与えてしまうことにもなるからです。高級スーツほどドライクリーニングが推奨されていますが、ドライクリーニングでは揮発性溶剤というものを使用します。この揮発性溶剤を使用すると、スーツの生地が傷みやすくなり、本来備わっていた風合いを損なうことにつながってしまうのです。生地が傷めば当然ながらスーツの寿命も短くなりますので、よほどの汚れでない限りドライクリーニングの利用は避けることをおすすめします。それでは大事なスーツが汚れたときにはどうすれば良いか、ポイントを押さえて説明していきます。

汚れの種類を見極めましょう


スーツに付く汚れは、特定のものだけとは限りません。例えば満員電車の車内から降りて見てみたら、女性のファンデーションが付いていたという経験が誰しもあるのではないでしょうか。ファンデーションの汚れは油溶性汚れといい、水で落とすことができません。他にも口紅や食事に含まれる油分、子どもが使うクレヨンなども油溶性汚れに該当します。コーヒーやジュース、ビールやソースなど、水に溶けやすい性質をもった汚れは水溶性汚れと言います。これらの汚れの特徴は、水で落としやすいという性質を備えているところです。汚れの原因として最も多くなりがちですが、適切な対処法を知っていれば、比較的落としやすい汚れと言えるでしょう。固まると固形状になる泥汚れや血液などは不溶性汚れといい、時間が経てば経つほど落としにくくなります。不溶性汚れは水に溶けないため、手順を踏みながら汚れを落としていく必要がありますので、非常に時間と手間がかかる厄介な汚れです。しかしながら汚れの種類を見極めることができれば、家庭で汚れを落とすことも可能にですので、個別に説明していきます。

種類に合わせて効果を発揮する汚れの落とし方


大きく3種類に分けられる汚れには、それぞれに適した汚れの落とし方があります。最適な方法で落とさないと汚れを広げたり、家庭で落とすことが困難な状態にしてしまうおそれがありますので注意が必要です。まずどの部分汚れに対しても、汚れが付いていることを発見した時点で応急処置を施しておくことが大変重要です。その上で実際に洗う前に下準備も行えば、汚れはより落としやすくなるでしょう。油溶性の汚れ落としには、ベンジンなどを含ませたタオルや歯ブラシを使います。油溶性であるマヨネーズなどの汚れは、付いたときにすぐさまハンカチやティッシュペーパーで油分をつまみ取るようにして取り除いてください。

口紅やクレヨンには触れないようにすることが大切です。自宅に戻ったらベンジンを含ませたタオルで、汚れの部分を軽く叩きながら落としていきます。口紅とクレヨンの汚れは歯ブラシを使って、生地を傷めないように優しくこすると汚れを落とすことができます。その後水で絞ったタオルで汚れを叩き、マヨネーズ汚れは自然乾燥させましょう。口紅やクレヨンは食器洗い用の中性洗剤を塗り込んでから、水で絞ったタオルで叩き落としてください。水溶性の汚れはシミが他の部分に移らないよう、汚れの下にあらかじめタオルを挟み、水でかたく絞ったタオルを使って汚れを叩き落とします。水だけで落ちないときは中性洗剤の使用も可能ですし、汚れがある程度とれている場合なら希釈した洗剤を用いると生地に負担がかかりません。後は再び水で絞ったタオルで汚れと洗剤を落とすことが肝心です。
不溶性の泥汚れはいったん乾かしてから、軽く歯ブラシなどで泥を落とします。その後で血液汚れも同様にタオルを汚れの下に挟んでから、中性洗剤を染み込ませたタオルや歯ブラシで叩くようにして落としてください。これでも落ちない汚れは漂白剤の希釈液をつくり浸け置きする方法をとりますが、漂白剤を使用すると色落ちすることがあります。心配な場合は、この時点でクリーニング店を利用することをおすすめします。

日頃の手入れが寿命を延ばす


スーツを型崩れさせることなく、品質を維持するのに最適なのがブラッシングです。スーツに使用される繊維は大変目が細かいため、埃やごみが詰まりやすくなっています。そのままにしておくと無数の汚れがたまっていきますので、できれば毎日、もしくは3回着たら1度は丁寧にブラシをかけるようにしましょう。型崩れを防ぐにはスーツの保管の仕方も重要で、クローゼットに詰め込み過ぎると取り出したり片付けたりするときにスーツ同士が接触して型崩れをおこしますのでゆとりをもって収納しましょう。またスーツの素材の性質である復元力を利用して、一度着用したら2日ほど休ませると自然にシワが伸びてくれますので、手軽なシワ対策としておすすめの方法です。


大切なスーツだからこそ長く愛用したいという思いは、誰しも抱くものでしょう。ドライクリーニングの利用を避けるためには、こまめなお手入れが欠かせません。安いハンガーの使用も型崩れやシワの原因となりますので、使用するアイテムにも気を配ることで、より良い状態を保つことが可能です。きちんとしたケアを続けていけば、身体に馴染んだ着心地の良いスーツを愛用していけるに違いありません。

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